第五.五章「レポート#H4159」
○月×日
09時23分 起床。最近、睡眠から醒めにくくなっている傾向あり。
09時45分 朝食を摂取。やはりE-2、I-5と共に行動する事が多い。
10時59分 同室のG-8が発作。G班が回収する。
Hはそれを静観。Hは安定性は高いが、交感系に難ありか?
13時10分 昼食時にI-5と口論。H-4の悪口が原因のようだ。
14時31分 突然気を失う。H班によるフォロー。身体的に問題なし。
14時40分 H-4処置中にI-5が発作。
感染力は低いもののH-4からの感染は確認出来る。
H-4を見てのショック症状であろう。
E-2にはその様子は見られない。個体差が大きく出ている
15時02分 意識を取り戻す。前後の記憶を喪失。これまでにも見られた症状。
15時52分 E-2、I-5と長時間の会話を始める。
先程の意識喪失について話をしている模様。
15時55分 I-5に殴りかかる。これまでにも見られた行動。
I-5がH-4の手を掴んだ後に痛がりだす。掴まれた部位が赤く腫れ上がる。
Iシリーズに希にみられるPLパターンと思われる。要追跡調査の事。
17時40分 突然、泣き始める。E-2になだめられる。
行動にある種のパターンがある模様。
18時53分 夕食。他と比べて食欲が旺盛である。
摂取カロリーと体重増加が明らかに適合しない。
脳内での糖消費量を調査中。
20時11分 E-2、I-5と再び会話を始める。
会話中に生物学の用語が多数出てくるのを確認。
一体誰が教えたのか、調査の上、注意を行って欲しい。
20時49分 就寝。直ぐに深い眠りに付く。日常での負荷が窺える。
最近、睡眠時の遊行症状が見られない、夜間の状態変化に注意が必要。
23時00分 本日は例の事象は見られなかった。行動記録を深山に引き継ぐ。